プロフィール

氏名
兼子正勝 教授
生年月日
1953年7月21日
出身
山形県鶴岡市

来歴

  • 山形県立鶴岡南高等学校理数科卒業
  • 東京大学文学部フランス文学科卒業
  • 東京大学大学院人文科学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得のうえ退学
  • パリ第10大学哲学修士
  • パリ第10大学文学博士
  • 1984年 電気通信大学電気通信学部専任講師
  • 1987年 同助教授
  • 1990年 日本フランス語フランス文学会編集委員(~1994年)
  • 1999年 同教授
  • 1996年 日本映像学会研究企画委員(~1998年)
  • 2000年 日本映像学会編集委員(〜現在)

研究概要

フランス文学

兼子の本来の専攻です。この領域では、19世紀フランスの詩人ステファヌ・マラルメをとくに研究対象として、論文を発表するほか、日本における「マラルメ全集」(筑摩書房)の翻訳・編集にたずさわったり、マラルメ全テキストのテキスト・データベース(Mallarme’s Text Database)構築の共同研究をおこなったりしています。また、フランス現代の詩人・思想家であるイヴ・ボヌフォワについても、論文、翻訳などを発表しています。

フランスを中心とする現代思想

第一次世界大戦以後、現代にいたるフランス思想の流れを幅広く研究しています。とくに関心を持っているものの一つは、シュルレアリスム批判勢力としてデビューし、独自の思想世界を展開したジョルジュ・バタイユ、ピエール・クロソウスキーたちの活動で、この領域では、論文のほか、翻訳を多数発表しています。また、もう一つの関心の対象は、1950年代以後のロラン・バルト、ジル・ドゥルーズ、ミシェル・フーコーら「新しい」思想家たちの活動で、とくにジル・ドゥルーズについては下記のイメージ論や映画論との関わりで、幾つかの論文を発表しています。

とくにイメージ論、メディア論

兼子が現在もっとも熱心に取り組んでいる研究領域で、人間の表象活動についての上記フランス思想・フランス文学の研究と、表象作品としての下記の映画研究を、横断的に統合した領域といえるでしょうか。この領域では、「イメージ批判」の総題のもとに、論文を多数発表しています。以下に、人間コミュニケーション学科(現総合情報学科)ウェブサイトの自己紹介文の一部を引用します。

長いあいだ「イメージ=映像」は、「現実とちがうもの」と定義されてきた。それはギリシア・ ローマの古代哲学ですでにそうだったが、とくに19世紀から20世紀前半の芸術・思想運 動(ロマン主義からシュルレアリスム、サルトルまで)は、「現実」から人間が自由であるた めの力として「イメージ/イマジネーション」を賛美した。 「映像文化」が大きな力を持っている現在、その「映像」がともすれば「現実」から遊離し た、閉じた世界をつくる方向にむかってしまうのは、このような思考の流れが無批判に継 承されているからだとも言える。 他方、20世紀後半の思想家たちや映像作家たちのなかには、「イメージ=映像」を何と か「開かれたもの」にしたいと努力した人たちがいる。あらゆる人間は言葉やイメージを使 って思考し表現する。だとしたら、その言葉やイメージが、ほかの人間たちやまわりの現 実に触れあわないのは奇妙である。「イメージ=映像」をリアルなものに接続しなおすこ と。「イメージ=映像」を、そこで何かと何かが関係しあう場所としてつくりあげること。こう した方向でものを考え、作品をつくっている人たちがいる。 こうした人たちの思考と実践を浮かびあがらせ、それを現代のなかに正しく位置づけるこ とが兼子の現在の研究テーマである。

映像論、映画論

具体的な映像作品についての研究で、溝口健二、ヒッチコック、トリュフオー、ゴダール、エドワード・ヤン、アルノー・デプレシャンなどについて論文を多数発表しています。

研究実績

研究実績一覧

所属学会

  • 日本映像学会
  • 日本フランス語フランス文学会
  • 日仏哲学会